2015/11/09
また季節が進んで。
ある方の年金ブログを見ていて思ったのですが、
(その方は社会保険労務士有資格者の方のようです)
ざっくり書くと・・・
雇用保険基本手当(いわゆる失業保険とか言われるやつ)は、
障害年金と同時に受給できます、
ただし障害等級2級以上の人は気をつけてね!
内部疾患、精神疾患の人は特にね!
障害年金2級以上でもその後回復し、
医師から労働してもいいよと言われたら、
失業手当の申請をしてね!
と書いてありました。
これはですねー、ボクとはちょっと意見が違うなあと。
(意見が違うだけでどっちが正しいとかじゃなくて、です)
すっごい簡単に言うと、雇用保険が
「働く意思と能力がある人」を対象としていて、
障害年金2級(内部・精神)が内部疾患で一般状態区分ウ、
精神で(3)ないしは(4)で労務不能であるのはその通りだと思います。
ただ、ボクは3級の精神は「労働に制限」程度だから、
雇用保険受給してもいいよ!とは思えず、
(いや、この方もそうは言っておられませんが)
また同時に、2級の障害年金貰って働いている人、
世の中に大勢いるしなあ・・・と思うんです。
外部障害はもちろん外して書かれているんですが、
2級以上の方は気をつけて、となると、外部の人も含まれます。
また外部障害に限らず、人工透析も2級だし、CRT-Dも2級、
てんかんも2級あるし、知的、発達も眼も耳も2級あるよね。
そして2級貰いながら頑張って働いている人というのも大勢います。
そういう方がいろんな事情で会社辞めることになってこれ見たら、
「え?雇用保険払ってたのに俺もらえないの?」
ってなっちゃうんじゃないかな、と。
おっしゃられることは大変よくわかるんだけれども、
今後どんどん障害者が就労できる世の中になっていくし、
そうなっていかなきゃいけないわけで、そうすると、
今後、こういう括り方はあまり意味がないのではとボクは思います。
「障害持ってる人=働けない」というのが、
もう変わってきているんじゃないかなー。
また障害年金を受けている方の多くは障害者雇用の対象として
各種手帳を受けられることからすると、
急性期の人以外は受けられる方向になっていくんじゃないかと思います。
発症や増悪期に入った方というのはやはり難しいので、
その辺りはタイミングの問題なのではないかな、と。
ただその時に雇用保険をどうするか、というのは
新しい局面なのでまた変わって行かないといけない部分ですね。
そんなことを感じました。
ブログばっか見てるわけではなく、仕事もしてますよ笑