2015/06/17

社労士法人の作り方。

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↓備忘録です。

今回、平成27年5月に社会保険労務士法人を作りました。

聞いたことはあるけど、謎な存在。社会保険労務士法人。
法人化するとやたらお金がかかる社労士法人。
そんなイメージがあるのではないでしょうか。

当たり前ですが、マニアック過ぎて社労士法人の作り方、
というのもなかなか出てきません。

せっかく一人法人も作れるようになることですので、
作った者としてここに過程や面倒だったこと、
トラブルなどをまとめておいて、皆さんが困ったときに
あわよくば障害年金の仕事を貰おうと書いておきます。

ちなみに基本的には自分でやりました。
モノは経験ですので、これを機に登記についても
自分でやって勉強しようと思いました。

手引きをダウンロードしよう!

連合会の社労士会員サイトに法人化の手引きというのがあります。
まずは落ち着いてこれをダウンロードします。

ここに置いても良かったんですが、
近々変わるでしょうからあえて置きません。
手引きを見つけることがまず法人化の第一歩です。
どっか違う社労士会のサイトにもあった気がします。

定款をつくろう!

法人化の手引きを見ると定款を作らないといけないようです。
定款とは会社の憲法だそうな・・・。
ご丁寧に定款の例まで置いてあります。

基本的に流用して、いらない部分を削る方法を取ります。

併せて、社労士会を通じて連合会へ法人社員になれる確認を求めます。
こちらは書面で1、2週間で届きます。
これがないと定款認証を受けられません。(たぶん)
原本は還付の手続きをして返してもらいます。

注意するべきなのは、定款に個別労働紛争と
給与計算を入れないとこれらの業務はできないようです。
ちなみに定款例には入っています。

定款は電子申請すると4万円がかかりませんので、電子申請一択です。

ウチは行政書士ではありませんので、
仲の良い行政書士に依頼することにしました。
ほとんどの公証センターが、社労士法人なんて
今までやったことない、と言うはずです。大宮では初だそう。
公証人とのやり取りも面倒です。

法人化するくらいですからいらっしゃるでしょうが、
仲の良い行政書士がいない場合・・・いつでもご紹介いたします。

公証人には5万円を払います。受け入れるしかありません。

登記しよう!

定款ができればいつでも登記OKです!

別に「登記しますけど」とか社労士会に言う必要はありません。
いずれ言う時が来ますが、ここは黙って登記しましょう。
大体、法人社員の確認書をお願いした時に薄々わかってるはずです。

「いつ登記できますか」と聞かれるかもしれませんが、
自分でやるならばきっと補正が入って遅れるはずです。
ボクは登記簿が取れたその日に連絡しました。
そのタイミングで書類を送ってもらえば大丈夫です。

登記はもちろん電子申請で登記します!社労士ですからね!
登記ねっとでできます。「ねっと」が平仮名で、
なんとなく障害ねんきんナビっぽいです。

なんで登記だけe-govじゃないの?と思いましたが、
「申請用総合ソフト」がe-govにつながっているようです。
どう見ても書類通りに打つ社保の電子申請より便利です。
なぜ法務省はこれを提供していて、厚労省はないのだろうか。

ちなみに設立日は登記申請をした日(夜やれば翌日とか)です。
変な日に登記すると、登記簿に載りますのでブルーになります。

まず申請用総合ソフトを使うための登録をして、
その後ソフトを立ち上げます。
その辺はわからなければマニュアルを見てください。
Webサービスとか普段使ってるなら別に見なくて十分使えます。

作り方は「申請書作成」→「商業登記申請」→
「登記申請書」→「登記申請書(法人等用)」です。
従たる事務所を作るなら同時申請がいいと思います。

作り始めると「   」登記申請書と書いてあって、
「  」にはなんて入れればいいの?っていきなり思いますが、
ここは士業らしく落ち着き払って「社会保険労務士法人」でOKです。

あとはGoogle先生に聞きながら埋めていきます。
登記事由は「○月○日発起設立の手続終了」とかです。

とりあえず一通り埋めて不安になります。
そしてそっと送信ボタンを押しました。

・・・申請をして数日待っても何も起こりません。
申請には定款の原本(データ)と法人社員になれる紙も付けました。
不足書類はないはずなのだけれど、審査中にもならないな。。。

これは嫌な予感がする。士業のシックスセンスが告げます。
管轄の法務局へ電話しました。
「法人社労士の確認書の原本を郵送してもらわないと審査できませんよ」
「それ待ちです」

なにー!速達で出しました。

その後、ボクは補正を受けました。
「目的」は定款通りにすること、だそうです。修正しました。

登記手数料は300円で、登録免許税は0円です。
つまり300円で登記できます。
恥を忍んで書きますが、ボクは69,000円を間違って納めて、
まだ返ってきてません(笑)
還付は数カ月後だそうです。

ちなみに特定の付記を受けている場合は、
登記に入れなければならないっぽいです。
「特定社員」坂田新悟 と書いたら登記されていました。

登記自体はお金がまだ返ってこない以外は、意外にできます。
障害年金みたいに不支給とかはないですし。時間掛ければいけます。

社労士会への入会

手引によれば、社労士法人は登記によって成立するとあります。
よくいつから法人化したんですか?と聞かれたんですが、
はっきり言って「わかりません」。

設立日なのでしょうが、もちろん登記簿は取れないし、
大体その期間中は補正してるし・・・。
そして登記完了した時には既に成立しているし。

結局のところ登記完了後、
いつ法人としてスタートするかは、
運用面の問題な気がします。

税務面も相談しながら切り替えていく必要がありますが、
やはりいきなりズバッとは難しいです。
この辺りは徐々にやっても大丈夫らしいです。

社労士法人は社労士個人とは別の人格ですので、
社労士会入会が必要です。
個人は法人社員へ変更となり、そちらも会費がかかります。
ですので簡単にいえば倍です。

もちろん他の都道府県の社労士会に支店を持てば、
その県会にも入会が必要になります。
え?会館建設費?何それ・・・。みたいなのもあります。
黙って受け入れます。

結論。

作るのは簡単です。お金もそんなにかかりません。

問題は作ってからですね。お金がたくさんかかります・・・。
もちろん誰でも試算してから作るでしょうが、
それでもやっぱり、悲しいです笑

作るからにはいろんな動機があると思います。
ただ、よりご依頼者の方の役に立ちたいということは、
皆さんが思っていることだと思います。

その一つとして法人化というのはありえますよね。
今後、ボクらも目標に向かってまたがんばります。
法人化というのは、その気持ちを確かめられる出来事でした。

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カテゴリー: 開業関係。

2015/06/09

プリンソフトを下り線で食うのが解せない。

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↓くだらない話の方が得意です。

なかなか最近更新ができておりません。

社労士法人化した経緯とかを書きためているんですが、
なかなかまとまらず下書きに入れっぱなしです。
明日は少し時間が空くので、審査請求と再審査請求を
気合い入れて書きたいと思います。

そんなわけで今日は群馬に行ってきました。

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まあこれは群馬ではないんですが、嵐山PAのプリンソフトです。

嵐山PA下りで買うことができるんですが、
下りで買うということは、これを食べて仕事に行くわけです。
いや、東京から帰る人もいるとは思うんですが、
ボクの場合「これから面談」というときにしか買えないのです。

これを食べて仕事に行く、というのがボクは解せない。
いや、食べなくてもいいわけですが笑

せっかく食べるなら「今日もいい仕事したな・・・(ふう)」とか
そんなことを思いながら食べたいのです。
しかしそれを時空が許してくれません。

そんな怒りに震えながら、食べました。朝から。

朝から「プリンソフトひとつ。」とか言うと、
周りの人から「え、この人、朝からソフトクリーム食べるの?」みたいな
目で見られそうで少し気まずい雰囲気を感じます。

でもそれを考えると、レジの人も、
「え、午前中からプリンソフトボタンを押すの初めてなんだけど(困惑)」
みたいな展開にならないか、少し心配な気もしてきまして、
でも結局ボクは仕事前にプリンソフトを食べて、
そうして解せない気持ちになり、仕事へ向かうわけです。

そんな気持ちを知ってか知らずか、スタッフは
「群馬土産買ってきて!」とか言って、送り出します。
まったくどいひーな話です。

ところで、今週末は法令さんで4回目の「不服申立代理人養成ゼミ」です。
これまで4ヶ月にわたって100人以上の社労士さんにお話してきましたが、
これにて終了ということになります。

秋からまたセミナーを・・・という感じですが、
次はちょっと辞退したいと個人的には思っています。
「今回のセミナー、本にできませんか?」と聞かれましたが、
そちらも「無理です。」と気付いたら即答してました。

「神田土産買ってきて!」って
スタッフに送り出されるかもしれませんが。

そんなことを考えながら今日はそろそろ上りたいと思います。

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カテゴリー: そこはかとない話

2015/05/31

法人登記完了と昨今思うこと。

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↓押すと涼しくなるボタンです。

昨日はスーパー暑かったですね。

かと思えば夜には地震があり、ボクはフットサル終わりで
ルミネの屋上にいたんですが、かなり揺れました・・・。
体感値では震度4という感じではなかったですね。

避雷針がものすごくしなっていて、
こんなに曲がるんだな、と変に感心しました。

ところで法人登記が完了し、めでたくステラコンサルティングは
平成27年5月15日付で社会保険労務士法人となりました。
それに伴う手続きや、5/26には法令さんのセミナー、
記事執筆などをしていて最近はちょっと忙しかったです。

ところで10月にマイナンバーの送付が始まりますが、
社会保険労務士は非常に負担が大きくなると言われています。

社労士開業者の半分ほどは自宅開業と言われていますが、
マイナンバーの管理体制に苦慮することでしょう。

それもあって社労士会の対応基準もなかなか出てきません。
普通に考えて、自宅で大企業同様の管理ができると思えませんからね・・・。
連合会も苦慮しているのだと思います。

ウチの事務所はさいたまも名古屋も警備会社が入っていますが、
やはりそれだけでは不十分になってくると思います。
これはなかなか頭の痛い問題です。

ところで先日、再審査請求の公開審理に出てきました。
今までで一番和やかな(?)審理でした。

笑いが、というか失笑が漏れる、という感じで、
保険者も苦笑いしながらの答弁になりました。

当方としては年金事務所の指南ミスで不支給処分となり、
審査請求で請求を補正したにも関わらず、社会保険審査官は、
審査請求でその補正について認めませんでした。
参与はその点についても不満を述べていました。

「なんのための審査請求なのか」
「請求者が請求を補正しているのになぜ検討しなかったのか」

本当にその通りです。
処分取消になるのではないかと思っています。

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カテゴリー: そこはかとない話