2014/03/25

障害年金の話。初診日が取れない却下への審査請求。

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↓たまには障害年金の話。

おはようございます!

なかなかブログを書くことができていませんが、
最近はそれなりに忙しくやっております。
今日は金融機関と病院訪問ですね。

少し障害年金のお話をすると、昨年の終わり頃に出した
審査請求が無事に認められました。

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1月にも審査請求が認められていて、
その時は審査官による処分取り消しだったんですが、
今回は保険者による決定変更です。

最近は初診が認められず却下というのが増えていて、
最初に提出した時の資料が不十分であることが多いです。

たとえば初診の資料が見つからないけれども
その初診日が重要(その日であれば厚年、納付要件を満たすなど)である時、
ここは少しでも認められるように十分な裏付けをして
請求をしなければ「却下」という処分になります。

そうするとどんなに症状が悪くても受給はできません。

ただ難しいのは年金事務所の窓口では、
初診日が取れない場合は「取れない理由書(申立書)」を付けて、
それでおしまい、として処理をしていることが多いです。
あとは「上(事務センターまたは本部)が決めるので」といいます。

こうなると請求者としては「ああ、そうなのか」と、
これでいいんだと思いますよね。

しかし認定は本人の申し立てだけではまず通りません。
あの用紙は受付時のつじつまを合わせるためだけの書類で、
あれが窓口担当者にとっては処理を進めるのに必要なのです。

あとは文字通り「上が決めるので」結果については関係ありません。
あとの手続は審査請求があるけど、ここでは受付しかできません。
内容は社会保険審査官が読んで決めます、と言います。

ウチの事務所に持ち込まれる却下に対する審査請求は、
ほとんどがこういったものです。

もちろん年金事務所と社会保険労務士は、立ち位置が違うので、
どちらが良いとか悪いとかではないとも思います。

ボクらは当たり前ですが受け付けできませんし(笑)、
年金機構ほど大量の質問、あらゆる問い合わせを
受けているわけでもありません。

こういう風になってしまうのも大変惜しい話ではあるのですが、
そういうときのために社会保険労務士いるのだと思います。

皆でご請求者の力に慣れるといいですね。

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2014/03/23

特定社労士おめでとうございます!是非実戦を。

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紛争解決手続代理業務試験、
いわゆる特定社労士の合格発表があったみたいですね。
存じ上げている方が何人もブログで合格報告されていて、
本当に皆さま、おめでとうございました!

ボクも実は付記を受けて、多くはないですが、
何件か実戦経験があります。
全て個人向け、ということで労働者側です。

周りの誰に聞いても、普通は
「労働者側なんてやったことない」という業務ですから、
一生懸命、勉強しながらやりました。

そう多いわけではありませんが、
経験からすると大企業から小規模法人までいくつかやって、
あっせんの場に相手が現れない、ということは
今まで一度もありませんでした。

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強制力がないからどうせ相手は出てこない、
というのは、もちろんないわけではないでしょうが、
高確率でその後に進んでしまうことを考えると、
話し合う機会に出てこなかった、という事実を残すのは
やはり得策ではないと思うのだ、と思います。

ただし、和解したのは半々程度です。
そして満足行くものもあれば、
やむを得ず和解した、というのもあります。

この辺を上手に進めてくれかどうかは、
あっせん委員や調停委員が親身になってくれるか、
で大きく変わってくるというのが実感です。

と言ってもピンと来ないと思いますので笑、
是非やってみることをオススメします。
ボクも東京会であっせん委員をされている先生に
色々と聞きながら進めました。

是非困っている方のお力になってあげてくださいませ。

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カテゴリー: 業務部。

開業時のオフィスの決め方。

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↓なんとなく事務所の話。

ボクが開業する時、レンタルオフィスというのは
全く検討しなかった。

もちろんネットワーク環境があって、
コピー機があって、電話はあるのかな?
郵便はもちろん届くし、登記もできるだろう。

また、狭くても専用スペースがあるのは、
設備としては士業のスタートアップに適しているとは思う。

ただ、ボクがレンタルオフィスを選択しなかったのは、
住所という点がネックだったからだ。

士業というのは個人につく仕事が多い。
ボスへの信頼性が担保になり、仕事が回ってくる。

ちなみにボクは誰かに仕事を依頼する時、
相手の会社住所を調べて、ストリートビューで確認する。

そうやって検索をしていると、
そのビルの昔の家賃や坪数なんかも出てくる。
そうすると相手のステージがだいたい予想がつく。
これはありえない、ということもたまにある。

このくらいの情報は10分もあれば出てきてしまうのだ。
だからこのくらいは調べられていると思っていい。
そして、そうした積み重ねが信頼性へつながると思う。

事務所にお邪魔したい、と遠方から来られる方もいて、
それはやはり事務所や雰囲気を直に感じて、
仕事を依頼するか、信頼できるか決めるのだと思う。

そうすると、やはりレンタルオフィスは不都合なのだ。
むろん、バーチャルオフィスも同じだ。

ノマドというのも士業では都合が悪いし、
やはり小さくても、狭くてもいいから、
独自性の出せる事務所を借りるべきだと思う。
借りて環境を整えるだけなら100万もあればお釣りが来る。

医師や美容室、飲食店のように膨大な借り入れをして、
人生をかけた大博打、ということにはならない。
100万くらいならサラリーマンに戻っても、
返すことはできる金額だ。

それで独立して8ヶ月目に事務所を借りた。
そこには二年いて、次は商業ビルに移った。

ここは弁護士事務所も何件か入っているし、
有名企業、上場企業の営業所もある。
それもプラスの要素だと思った。

そして大宮駅からは微妙な距離で、かつ周囲のビルより古く、
家賃は相対的に低めである。これはチャンスだ、と。
やはり洒落ているとはいえ、アパートの一室よりも
「ビル」というのはちょっと響きが違う。

また前の事務所は人数制限があって、
かつ社員の住民票提出があるなど、ちょっと厳しかった。
それもあって、移転は避けられない状態でもあったのだ。

別にこれ以上大きくしたいという気はあまりないので、
しばらくここでもいいのだけれど、できることならば
少しずつ駅に近づいて行きたい笑

夢、最終目標はソニックシティに事務所を持ちたい。
大宮といえばソニックである。帰りにライブも見られる笑
ソニックに事務所があれば、これは誰が見ても一人前だと思う。

よく言われることだけれども、立派な事務所を借りると、
それにふさわしい仕事が来るようになる、と聞く。
確かにそうかもしれない。そんなお話も少しずつ頂いている。

やはり事務所というのも営業ツールなのだ。

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