2019/03/13
審査請求と再審査請求の結果。
先月また今月の頭のこととなりますが、
関東信越厚生局から審査請求、
社会保険審査会から再審査請求の結果が送達されました。
2件とも処分取消でした。
請求者側に受給が認められることとなります。
この封を開けるときが一番ドキドキする瞬間です。
取消となれば事務所内で歓声が響き、
棄却だとボクは終日ブツブツ言っています。
この気持ちがなくなったときは障害年金辞めるときですね。
もちろん、今回は良かったのですが、
結果が良いものばかりではないのです。
審査請求は、はっきり言ってほとんど棄却です。
なにせ統計上、関東信越厚生局による処分取消の決定は、
例年2%ほどしかありません。
それでも今回のように毎年、取消は受けています。
今年度は2件目ですかね。
去年の統計では2000件中58件しかないので、
今年2件取消というのは良い方だと思います。
ただ、再審査請求になるともう少し上がってきます。
ウチが受けた直近の10件を見ると、
5件容認裁決、5件棄却でちょうど5割です。
行政不服審査法の改正により、審査請求後は、
再審査請求に進むか訴訟を起こすか選べるようになりました。
ただ、ほとんどの人にとって訴訟というのはハードルが高く、
社会保険審査制度が迅速な救済のための制度ということを考えると、
審査請求後にいきなり訴訟というのは理にかなっていない気がします。