2016/07/20
また口から災いが飛び出した。
最近こちらの本を読みました。
ご存じオードリー若林さんの本です。
だいぶ売れてるみたいですね。
内容はお読みいただければと思うのですが、
ものすごいザックリ書くと、
「グルメだの豪邸に興味はねえんだよ!」
と言いたい若林さんが一夜にして売れて、
「大人」になっていくまでの
葛藤などが克明に記されています。
だいぶこじらせてるなー、と思って読んでたんですが、
良く考えたら「俺も同じじゃん!」と。
ボクもこのブログでよくガリガリと「憤り」を
周囲にまき散らしていたんですが、
やはりある程度になると迷惑かける人が出てくるんですね。
そうなると、書きたいと思うことがあっても、
その人の顔がチラチラよぎって書けない、と。
いわゆる「大人」な自分が生まれます。
それで当たり障りないこと書き初めると、
同業者には「ブログがつまらなくなった」とか言われて
(未だに根に持ってます、アイツだけは許さねー笑)
書く方もつまんなくなっていくわけです。
まあ実際つまらなくなったと思いますが笑
ちなみに「憤り」自体がなくなったわけじゃなくて、
言う場所を考えるようになった、というだけです。
事務所内では今でも言いたいこと言ってます、はい。
でもそうやって「大人」になったはずの今でも
あたり一面焼け野原にしてしまうこともあり、
「好きでこういう自由業の仕事してて、
俺は何に気を遣ってるんだ」
「それが嫌で会社員辞めたんじゃないのか」とか、
都合のいい耳障りよい言葉を言い訳にして、
「大人」にならなくて良いんだ、と自分を防御するわけです。
この「悪魔」に乗ってしまって
一面焼け野原状態を作ってしまうことは、
現在においても半年に一回くらいのペースでありまして、
つい最近もやってしまって凹んでたんですけどね笑
この本でも言われていたのは、結局、
ずっと「今のままの、素の自分でいいわけではない」ということ。
よそ行きの服があるように、その場にあった自分が必要で、
それを使い分けられるのが「大人」なんだ、と。
あー、そうだよなあ・・・と。
余計な事言って(書いて)損してることって、
いっぱいあったし、今もあるなあ、と。
最近、年金機構の人からメール来たんですよ。
なんかよくわかんないグチと、機構によるミスの正当化、
それも匿名だったんで、以前のボクなら、
あらゆる切り口から「ツッコんだ」と思うんですね。
昔だったら、速攻でブログに掲載して、
年金機構に「コンプライアンスとかないのか」と
そのまま転送するくらいしたと思います笑
でもボクも少し大人になったので、無視したんです。
そしたらまたメールが来まして。
「兼業されてたそうですね、機構もあーいうとこなんで、
いけると思うんで教えてください」と。
プッツーン(死語)ですよね。
「なんで匿名で、安全なところから自分の所属してる組織の
愚痴を送ってくる卑怯なやつ(しかも税金で飯食ってる・・・
のか知らないけどそう思えるやつ)に、
俺が兼業について教えなきゃいけないの?
それで俺に何のメリットがあるの?ってか仕事しろよ」
というようなことをオブラートに包んで
(たぶん包めてないけど)伝えましたよね笑
・・・完全に伝えなくて良かったと思うんですよ。