2016/03/03

お叱りのメール。

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↓たまには振り返ります。

最近、いろんなところでいろんなことを
並行していて、管理に気を付けるようにしています。

再審査書いて、本の記事書いて、講演の資料作って、
実際にそれを話して、また再審査書いて・・・。

その中でお問い合わせのメールや、ご面談、
そして実は障害年金訴訟の支援も無償でしています。
これがまた重厚なんです。

そんな時に届いたお叱りのメール。
いや、厳密に言えばお叱りではありません。

障害ねんきんナビやこのブログをご覧いただいて、
当事務所へのご依頼を検討されていたのに、
お問い合わせに適切なタイミングでお答えすることができず、
それが大変残念であった、というものでした。

ボクが不在の時にスタッフが対応していたものでしたが、
すべてはボクの至らなさにあると思っています。
本当に申し訳なく思います。

元々、ボクは1人で社会保険労務士として開業し、
会社員として働きながら活動して独立しました。

その前は営業企画として法人営業をバックアップする職、
そして法人営業、転職に失敗して無職、
雇用保険を受給しながら社労士試験を受けて、
運よく人事総務の仕事にありつきました。

転職に失敗して辞めるかどうか悩んでいた時期もそうでしたし、
毎朝、図書館に並んで高校生たちと机を取り合い笑、
そして資格を取って開業しました。

売上もなく、家計を支えられないため、会社員をしながら、
社会保険労務士として開業する道を選びました。

思えば、その頃からずっと必死だったな・・・と。

今でももちろん必死でいるつもりです。

なんでこれで受給権が得られないのだろう、
どうして不支給なんだろう、と一つひとつの請求と向き合って、
なんとかして受給権を得る、ということを今も目標としています。

「もう実務なんかやられないんでしょう」
と言われたこともありますが、そんなことはありません。
現にお問い合わせ対応、ご面談、請求方針立案、
審査請求、再審査請求と全て自分がやっている、

・・・と思っていました。

しかし実際には、障害年金という困難さにばかり
目が向いてしまい、その年金請求には、
請求する側にも、認定する側にも、
最後には「人」がいるのだ、という当たり前のことを
どこかで忘れていたのかもしれません。

「国」という強大な仕組みとぶつかり合って、
審査請求、再審査請求で受給権を獲ってくる、
それがこの仕事の醍醐味ではあるのですが、
結果につながらず、無力さを感じることもあります。

この仕事をしているといろんなことを言う人がいます。
なんとも思わないほど強ければいいですが、
なかなかそうもいきません。

ボクらに対して初診日を誤魔化そうとする人もいます。
ウチはご依頼者の方に恵まれていて、本当に少ないのですが、
そういう方もなかにはいます。

ボクらには内緒で自己破産の手続きを進めていて、
受給権も取得し、前日までその後の相談に乗っていたのに、
裁判所から通知が来たとたん、
連絡が取れなくなった人もいます。

こういうことを繰り返すと、
感覚が麻痺したり、殺伐としがちです。

でもそういうことに慣れてはいけないですね。
いつまでも心を痛めて、仕事をしないといけない、
そんなことを最近思いました。

それが人と向き合って仕事をすることなのではないかと。

ただ、ウチには喜びも悲しみも
分かち合えるスタッフがいます。それにも感謝です。
至らない部分も多々あるかと思いますが、
「一人ひとり」と向き合って、
また皆でがんばっていきたいと思います。

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カテゴリー: そこはかとない話