2014/09/24
さあ、今こそウケなかったギャグの話をしよう。
セミナーで全くウケなかったギャグがある。
「ゴールドマン視野計を昨日ヤフオクで探しましたが、
売っていませんでした」というものだ。
ギャグの解説をするほど辛いものはない。
しかしやはりきちんと、だだ滑りした自分と向き合い、
ここに記すべきだと思う。
話は障害の程度で「視野」について解説していたところだ。
ここは本でもボクが書いたところで、
いくつか視野の請求を抱えているだけに思い入れがある。
視野の障害認定には実は大きな問題点があるのだ。
それは、視野の検査結果を書く表は
「ゴールドマン視野計」を前提に作られているのに、
この「ゴールドマン視野計」はもう5年以上前に販売終了となり、
手に入れることができなくなっているという点だ。
そのため障害認定基準には申し訳無さそうに、
自動視野計等と付け加えられている(感じがする)。
ゴールドマン視野計は発売から50年以上に渡り
最前線で使用されたいわゆる「名器」であったという。
一方で検査者には熟練が要求され、検査する側によっても
検査結果が異なってしまう面があったそうだ。
今売られている自動視野計とは静的、動的という点や
ゴールドマン視野計は周辺視野の測定に優れているなど
それぞれの特性がある、らしい。
ただ一つ言えることは、最近開業した眼科の多くには
ゴールドマン視野計はたぶんない、ということだ。
しかしヤフオクで狙っている眼科医はいるかもしれない。
・・・という妄想を言語化した上記の発言だったのだけれど、
そもそもそんなマニアックなことを普通は知るわけもなく、
また「ゴールドマン視野計」と言って実物を想像できる人が
そういるはずもなく、講師たちが笑うにとどまった。
そう、アイツはデカすぎてヤフオクでは買いたくない。
↑こう書くと、なんかアメリカっぽいね!
ゴールドマン視野計で検索して、
一番最初に画像を掲載されていた
「よしこ眼科クリニック」さんのHPを置いておくね!
つらい・・・。
しかし今でも、後年評価されるギャグだったと信じている。