2016/01/07
精神・知的障害者の就労と現実。
昨日のある精神科の先生との会話。
フラットな関係を築けていて、相談することもあります。
ただ、互いを患者さんやご依頼者の方に紹介することはなく、
気ままにお付き合いしています。
昨日は障害年金の支給停止について、
向こうから振ってきました。
「いやー、最近バシバシ障害年金切られてるねえ」
「あー、やっぱりそう聞きますか?」
「うん、みんな大騒ぎしてるよ」
「医師から見ると、そういう現状ってどうなんですか?」
「んー、もう働いていると障害の重さとか関係ないって感じだよね」
・・・さすが本質を突いてくるな。
「そりゃあ1級ぐらいの重い人は別だよ?
でも働いていたりすればそれだけでダメだよね」
「やっぱりそういう感じに思われますか」
「もう障害年金っていうか、生活保護と変わらないよな。
障害の状態で見ないんだもの。
これで身体はとかはどうなの?」
「身体は働いていて、年収何千万でも今だって出ますよ。
関節可動域や筋力で満たせば働いていても出ます」
「なにそれ、差別じゃん!」
「そうなんです」
・・・というやり取りをしました。
やっぱり精神科医だと、なかなか身体の障害年金まで
どうなってるかはわからないものなー。
でも本当にこのままなんです。
障害認定基準を満たし、保険料納付要件をクリアすれば、
あとは初診日の属する制度の障害給付が支給される、
だから障害年金なのだ。
「我邦十何万ノ精神病者ハ実ニ此病ヲ受ケタルノ不幸ノ外ニ、
此邦ニ生レタルノ不幸ヲ重ヌルモノト云フベシ」
ここに今更戻るわけにはいかない。
カテゴリー: 障害年金。