2014/01/06
仕事始め前日の夜に、就労について考えてみる。
障害年金と就労の関係について考えてみたいと思います。
障害年金というのは、就労して収入があっても、
原則として調整されず支給されます。
これを健常者の方に話すと、
「働けるのに不思議だな」
「就労できるなら必要ないのでは」というような、
少し困った顔をされることが多いです。
これはなぜかというと「障がい」を具体的に、
自分の身に置き換えられないからだと思います。
身体にせよ、知的にせよ、精神にせよ、
それぞれに必要な配慮があることをイメージできず、
またご自身の経験で言う「就労」を想像しているからです。
就労、と一口に言っても、たとえば、
支援者の下で比較的軽易な作業をされる方もいれば、
下肢麻痺ですが社内で最もマーケティングに優れ、
莫大な利益を生み出す方、もおられるでしょう。
どちらが優れている、という問題ではなく、
就労に配慮が必要な点は同じです。
様々おられる中で「就労」を考えないといけません。
そうすると「就労できるから障害年金が得られない」
という括り方が適切でない、ということが言えます。
例えば労務不能で支給される傷病手当金は、
こちらは「働けない」ことが前提ですので、
イメージが湧くようです。
ただ同僚が休職しているような状態でも、
実際にどんな支援、補償を受けているかまでは、
思い至らないことがほとんどだと思います。
健常者にとっての「就労」とは日常であって、
当たり前のことかもしれません。
明日が来て欲しくない!という方も多いでしょうね笑
でも、それが当たり前でないのが
障がいを持つということです。
そしてそれは誰にでも起こり得ます。
明日は仕事始めの方が多いかと思いますが、
就労、について是非もう一度考えて、
新年スタートされてはいかがでしょうか。
「早く就労したい」「復職したい」など、
当事務所のご依頼者の方は、皆さんそうお考えです。
就労できるありがたさを、少しでもイメージでき、
明日会社へ向かう心が軽くなればうれしいです。
いざとなったら、その時はウチが力になりますので!