2013/11/24

障害年金の淘汰が始まっている、気がする。

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ステラの勉強会で、年末にかけて淘汰が始まる、と言った。

障害年金を扱う社労士が増え、選ばれる立場になった。
最初はネット広告を出していたサイトも
だいぶ減ってきたように思う。

cpcが高騰してきて、思うように継続できないのだろう。
完全に読み通りである。

今から新規でクリック広告を出すと
キーワードにもよるが、キーワードツールで調べると
50円程度は行ってしまうようだ。

病名で絞ると競合が社会全体になるので
とてもとても打てるような金額じゃない。

ちなみに「web制作 地名」などだと
1クリック1000円近いものもザラだそうだ。
それと比べると障害年金はまだまだ余地がある。

仮に50円とすると一日100クリックで5000円、月に15万になる。
これは個人的には辛い。ボクなら辛い額だ。
それでコンバージョンがかなり頑張って1%。
取れて、問い合わせ30件というとこか。

もちろん請求不可の人がある程度いるので、
受任はよくて2、3件だろう。
その中、着手金無料で成功報酬入金まで
広告を打ち続けるのは、資金力が必要になる。

(実際は「結果が出るまで完全無料じゃない」ようだが)

事務手数料と称して「不支給なら返す」というとこもある。
受給権が生じれば返さないのだろうから、
それは手数料ではなく、実質成功報酬の前払いである。

こんな表記で問題ないのだろうか。ご依頼者をバカにしている。

新規参入者だとサイト作成でイニシャルもかかり、
報酬が得られるまでに、広告費も100万くらい見なければならない。

何度も言うが、そんなにパイはないのだ。
元々ニッチなのだから、それを踏まえて参入するべきなのだ。

つまり、基本に戻って小さく生むことだ。
そして少しずつ利益に応じて投資をして育てて行けばいい。
うまくいかないなら撤退もできる。それが普通だ。

蛇足だけれど、ウチのcpcは50円とかじゃない。
開業日誌や勉強会で言っているが、みんな驚く数字だ。
なぜその金額なのか、仕組みは…知らない笑

しかし「あのサイトたち」はあれでいいのだろうか。
事例やお客様の声は完全に使い回しだし、
(パーキンソン病の人が何サイトにも登場している)
集客の文言も一言一句、同じものまである。

あれはSEO的には完全に重複コンテンツになるよね。
つまりGoogleから見ると「スパム」だ。
ハネムーン期間が過ぎれば、圏外に飛ばされるだろう。

それにSSL対応なんかまるでしていない。
SSL対応はサーバの都合でできないか、対応に費用がかかるだろう。

こうなると広告は打てない、SEOは期待できない、
コンバージョンは改善できない、三重苦である。

だから淘汰が始まる、と言ったのだ。
作っちゃったけど、問い合わせがないとこもあるはずだ。

個人的には人工透析や人工骨頭とかが、
やたら「人口」になっていて微妙に気になる。直して欲しい。

元々、この業務はキャッシュフローがめちゃくちゃ悪い。
その上、機構の都合で遅れるのはもちろん、
年金受給権が得られないとそもそも報酬が発生しない。

こういう状況になると、もうピンチである。
そうなると背に腹は代えられない。誰でも考えることは一つ。

依頼者にとって「不透明な」成功報酬のカサ上げである。

ご依頼される方は是非成功報酬をよく見ていただきたい。
年金三ヶ月分や、審査請求ではプラス10万、
遡及分の初回入金10%と数か月分の両取り、初回入金の20%など。

値上げのオンパレード、である。以前はどこもウチより安かった。

だから開業日誌でも言ってるけれど、
着手金は取らないと普通は事業として成り立たないし、
安くてサラサラと完結できる仕事じゃないのだ。
それがよく表れている。

ちなみにウチの最長案件は再請求から
再審査請求までいった、通算二年。
それで得られた成功報酬は13万である。

もちろんウチには日当など存在しない。
(勝てたので報酬が発生した。まだよかった…)
これは士業として高いだろうか。

ということで、彼らが至った結論は、
こうした依頼者からの理不尽なまでの搾取である。
とりあえず着手金無料でハードルを下げて
まずは受任に持ち込むことが、彼らには第一なのだ。

個人的には、魅力的なサービスを提供することで
報酬は「中の上」くらいにいたかったのだけれど、
いつのまにか「並」になってしまった。うーむ。

ウチは栃木や群馬、千葉、神奈川でも書類取りに行くしなあ…。

医師面談だってもちろん必要ならするし、
着手金に通常全て入ってるので、
追加費用をいただくことはほとんどない。
しかも、不当な決定には審査請求付きである。

事業としてなんとか成り立っているのでいいのだけれど、
HWCが赤なので、もう少し欲しいのも本音ではある笑
そこは今後の課題としたい。

ビジネスガイドでもやたら障害年金を押してるが、
今さら…という感があり、冷めて見ている。

はっきり言ってこれから参入するのは難しい。
成功するイメージが少なくともボクには描けない。
一人事務所で、食べて行くくらいなら可能性はある、と思う。

その点、今考えているサービスがあるのだけれど、

なんだかそれはいけそうな気がするー(あると思います)。

という感じで、今日は吟じて終わりたいと思います。
日曜日、良いお休みを。

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2013/11/19

自家製SEOはじめました。

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障害ねんきんナビのSEO対策を始めて、
一ヶ月くらい経った気がします。

せっかくなので家内工業的SEO対策についてまとめてみます。

基本的にウチは「できることは自分たちでやる!」
というスタンスなので費用は掛かっていません。

そもそも根底にあったのは、障害年金のポータルサイトという
超ニッチな市場では、月に何万も継続的に費用をかけて
それに見合う成果は得られないだろうこと。

また専属スタッフがいないこと、本業があること、
「どうしても順位を上げなければいけない!」という必要性も
実際にはあまりなく、半ば趣味でやっていたことなどが
色濃く反映されたSEO対策です。

たぶんレベルは著しく低いと思います。
アフィリエイターではないのでご勘弁ください。

SEO対策を始める前の段階では、
あるキーワードでの当初の順位は95位から100位ぐらいでした。
ここをスタートラインとします。

そもそもそのキーワードで上にいく必要があるのか、
それすらも疑わしいのですが(笑)、
まあなんとなくボリュームが大きい、それにしてみた次第です。

元々の95位という位置にいたのは、
そもそもSEOに必要性を感じていなかったことが大きいです。
ハッキリ言ってしまえばCPCで良いのではないかと。

ただ一方で、昨年末から今年前半にかけて、
サイトの構成、コンテンツ追加という
内部対策的な部分には少し投資をしていました。

SEOという意味でも一時期は効果がありましたが、
そのあとはズルズルと順位を下げ、
最終的にはその辺りまで下がっていました。

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今回まず着手したのは既存コンテンツの見直し

事例や用語についての文章ボリューム、情報量を増やし、
記事自体の質を高めることにしました。
コンテンツ is King とか、ロングテールとか、
よく聞く感じではそういうのです。

これはまだ途中、というより
追加したい内容は事項は増えていくはずなので、
全て終わったわけじゃなく、今後も続いて行きます。

この辺りは手間と時間が質に大きく関わってくるので、
他の業務とのバランスだと思います。

次に行ったのは、
URLの正規化です。

htaccessでランディングするページを一つにしました。
このようなSEOの基本とも言えることすらしないまま、
漫然と数年運営してきたのは悲しくもあるけれど、
でも今からでもやるしかない。

次にタイトルとdescriptionの重複解消に取り組みました。
この辺りは単なる静的なページを追加するサイトなら、
逆に生じない問題なのかもしれません。

障害ねんきんナビはMovable typeを使用しているので、
自動で構築される部分に手を入れる必要がありました。

こうしたことはウェブマスターツールで
すぐにわかることだけれども、登録だけしていて、
これまではほとんど見ることはなかった。
こういう姿勢がやはり順位に出るよね。

あとは細切れな時間を使って外部リンクを増やしました。
一つだけいわゆるディレクトリサービスに申込みましたが、
個人的な感触では実はこれは効果があったと感じています。
しかし、真相はGoogle先生しかわかりません(笑)

一時期は20位前後まで上がりましたが、
諸事情でURLを変更したので
その影響があって現在は40位台です。

おそらくこれは外部リンクが反映されていないのと、
インデックスがほとんどされていないからだと思います。

実際は100ページ程度はされているようなのですが、
ウェブマスターツールでは出てきません。
二、三週間で反映されるようですので、
そこまでは様子を見守りたいと思います。

あとはこのタイミングで重複解消を狙って、
canonicalとモバイルリンクディスカバリーを設定しました。

またもうちょっとして上に行くようでしたら書きたいと思います。

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2013/11/08

H25社労士試験合格発表☆開業をお考えの方へ。

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社労士試験おつかれさまでした

社会保険労務士試験の発表日でした。
基準と共に合格者が発表されましたね。
幅広く救済が入った割に合格率は5.4%・・・!

随分絞ってきましたね。不公平感もあると思いますが、
行政では試験に限らずあらゆる締め付けや制約が増えているので、
仕方ないのかな、とも思います。
対策は、記述式になる前に受かるしかないですね(汗)

ちなみにボクは平成20年の健保1点救済で救われてます(笑)

社労士試験とは、合格者の半数は会社員という特性があります。
総務や人事の方なども多いことでしょう。

合格者の方はこれから資格をどう活かしていくか、という選択があります。
その中にはもちろん「開業」という選択肢もあることでしょう。

そんな中で一開業社労士として、思うところを書いてみます。

軟離陸という開業

ボクは社労士試験に合格して5年、開業して4年目になります。
社労士の開業者も開業しない方も見てきたんですが、
感じるところを書きますと・・・

「いろいろ考えると開業できない」というのがあるようです。

個人的に言えば、家庭があって、家賃(もしくはローン)があって、
その不利ともいえる環境下で開業する方には、
特に頑張っていただきたいです。(ボクがそうだったので)

開業意欲がある方はいろんなセミナーに行かれると思います。
(ボクはほとんど行きませんでしたが・・・)
その中で、いわゆる「脱サラ」して食べていくこと(一応の成功)の
難しさというのを感じるんですよね。

そうすると自信がなくなって、もっと勉強しなくちゃ、と言って
更に実務セミナー、開業セミナーに出る、というサイクルに入ります。
こうするとお金も貯まりませんし、開業は遠のくわけです。

大体、スキルに自信があるので開業します、というのは無理です。
障害年金だけ見てもすごい人は本当にたくさんいますし、
またあらゆる審査請求、再審査請求を通せるわけではなく、
そんな自信が己の中から開業前に生じる、なんてことは
たぶんないと思います。

とすると、セミナー行脚はやっぱり悪循環ですよね。
あれこれ考えずにまず飛び込む(開業する)というのが、
実際は良いのではないかな、と思います。

これが等身大開業日誌でも言ってきた「軟離陸」という考え方で、
会社に属しながら(内緒で)開業する、という方法です。
 *就業規則についてはご自身で確認くださいね。
  ボクは兼業禁止がなかったのでサラっと兼業しました(笑)
  規定があっても開業しましたけどね。

つまり平日は会社で仕事し、夜や土日は社労士業をするということです。
ただしこの開業方法にはデメリットもあります。

「軟離陸開業」のメリット・デメリット

まず、最大のメリットは「収入を維持できる」ということがあります。
これは固定支出がある方には大きな問題ですよね。

そこがケアできるのは超メリットで、これがほぼ全てですね。
また会社員としての収入があるので、社労士の収入は全て、
独立のための資金に回すことができます。

対してデメリットはいくつかあります。

まず「身体に悪い」(笑)
昼夜、土日なく働くので、これは意外にしんどいです。
ボクは11か月やったのですが、後半は結構疲れてましたね。

次に集客ルートが限られる。
ただしこれは、ボクはメリットに転換できると思います。

例えば飛び込み営業とか自力のポスティングとかは、
時間的にどうしても無理なわけです。(土日以外)
DM打っても、事務所に誰もいないし、
電話問い合わせに対応できる人がいません。

そうすると自然と「Web集客」に行きつきます。
Web集客であれば自然と問い合わせもWeb経由でとなりますし、
昼間でメールで問い合わせを受けても、夜返信することができます。
これが受電するようだと難しいんですね。

ですので、ステラコンサルティングは当初は電話は出ませんでした(笑)
ご依頼者には携帯をお伝えしてこちらへお願いします、
あとで折り返します、という形を取っていました。

ウチが電話に出るようになったのは移転して、
スタッフを雇用してからです。この話はみんなびっくりしますね(笑)

あとは、軟離陸では「ターゲット」が絞られます。
法人へのアプローチは平日でないと難しいからです。
そうすると「個人向け」の仕事を中心にするしかないかな、となります。

という形で絞っていって残ったのが「障害年金」でした。

ボクは人事総務の時に休職者対応もしていましたが、
どうしても障害年金をやりたかった、というわけではなくて、
こうした選択の結果、障害年金が残って始めたものです。

そして兼業期間中に仕組みを作って受任が増えていき、
そこから独立へとステップアップしました。
これなら仕組みができれば見込みが立つので、
脱サラのリスクは最小限にできます。

ただ障害年金って、やり始めると、
こんなに面白くて、深くて、感謝されて、やりがいや
意義のある仕事というのはないな、と感じました。

それで障害年金業務が大好きになりました。

大体、障害年金に本気で取り組む社労士のほとんどは、
めちゃくちゃ障害年金業務が好きですね。
みんな障害年金オタクで、マニアックな事例をたくさん持ってます。
それで朝まで語り明かせるくらい好きですね(笑)

ただ、ボクのころは障害年金というのはブルーオーシャンで、
需要も多少ありましたし競合がほとんどいませんでした。
今の市場は競合は増えましたが、それほど市場が拡大したとは言えません。

ですので、障害年金のみで独立するのはボクは難しいと思います。

障害年金と言う市場

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たとえばGoogle Adwordsで広告出稿するとして、
キーワードプランナーで見ると「障害年金」という単価では、
検索ボリューム22200、推奨入札単価は57円です。
1クリック57円です。

あとはほとんどのキーワードが検索ボリューム5000未満で、
障害基礎年金では103円、病名入れると100円から200円です。
仮にコンバージョン率を1%(結構高め)とすると、
月間10の問い合わせを取るのに1000PVが必要となります。

つまりそのアクセス全てをCPCで獲得し、問い合わせ10件取るには
月10万前後の広告費がかかることになります。

もちろんこれは計算上の問い合わせ数なので、
実際には障害年金請求できない方や、相見積取る方もいらっしゃるでしょう。
半ばボランティアでやられてる方もいます。
そうした社労士に対抗できなければ受任はできません。
そうなればもっと効率は悪いはずです。

そもそも障害年金は超ニッチな市場なんですね。
これはやりがいとか興味とか好きとか嫌いとか関係なく、
事業として捉えるとどうか、という話です。

ですから、何百万とイニシャルを投下して、
充分な対価を得られるような市場ではないんです。
月間ボリュームが22200という事は1日につき全国で700回しか
検索されてない、元々そういう市場なんです。

SEOで一位取ると、クリック率が18%と言われています。
「障害年金」というキーワードで一位取って月間4000PVです。

しかし、PVが増えるほどコンバージョンは下がる傾向にあるので、
これで問い合わせが40件得られるということはあり得ません。
今、全国の社労士何百人が障害年金専門と謳っていて、
果たしてそこで今から参入してSEOで一位取れますかね・・・。

ちなみに今1位は「日本年金機構」です(笑)

もちろん、SEO業者に頼むのは論外です。
何位に表示されて、そのクリック率からクリック単価を計算すれば、
すぐに理由がわかります。

ちなみに障害ねんきんナビの月間ユーザーは20000、
PVは120000ページビューです。
これらの数値はもうそろそろ上限だと思っています。
ここから倍にできるほどの市場はないでしょうね。

開業を検討される方へ

つい、Web戦略ということで熱くなってしまいました・・・
ボクは元々、東証一部上場企業の営業企画出身なので、
こういうマーケティング的な話をするとうるさいです(笑)

ボクと前田法務事務所の前田さん(俗称:まえちん)は、同期開業です。

彼とは開業して知り合って、たまたま家が近所だったので
ジョナサンで昼間に二人で会ったんですが(笑)、
二人とも生き残れているのは偶然かもしれませんが、良かったと思います。

二人に共通しているのは「とりあえずやってみる」です。
ただ、共通してないのは「腰を据える」「どんどんやってみるか」です。
ウチは障害年金で特化しましたが、事業の中でのスクラップアンドビルド、
ABテスト的なものは実はたくさんやっています。

そしてこれらは「実務」のスキルアップとは別の話です。
鶏と卵みたいなもので、どちらも並行しなければいけません。
だから士業はイニシャルはかからないのに、継続するのが難しいんです。

おわりに

「ま、社労士受かって人生変わるわけではないからね」

これはボクが試験後の再就職活動中に、
ある病院の医務課かなんかの面接を受けて、
そこの課長かなんかに言われた言葉です。

すごく嫌な気分でしたが、今会ったら言ってあげたいですね。
「それはあんたが変わらなかっただけだから」と(笑)

と言うわけで、ごちゃごちゃと偉そうに書いてしまいましたが、
本来は合格おめでとうございます!ということを言いたかったのでした。
またそのうち開業日誌セミナーなどやるかもしれませんので、
その際にお会いできれば大変うれしいです☆

とりあえずおめでとうござました!

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