2015/11/12
社労士総研調査の結果と社労士試験について。
平成27年度社労士試験の合格率について
社労士の合格率が2.6%だったということで、
いろんなブログでびっくりした、と書かれているみたいです。
遅ればせながらちょっと考えてみたいと思います。
先日、とある都道府県会の偉い方のお話を聞いたのですが、
社労士の人数を増やしたいと思っているとのこと。
つまり、既存の開業者の仕事がなくなっているので、
開業者を絞ることで既得権者を守っていきたい、とは
連合会や会は思っていない、ということでした。
ここのポイントは、「開業者を絞ること」という点で、
もちろん会がボクら開業者を守りたいと思っていない、
ということには直結しません。
どういうことかというと、やはり会の人数が多い士業は、
意見が通りやすい、つまり数は力なり!という部分が
どうしても政治的にはあって、(折しも第8次改正の時期でした)
それで業域を拡げることが、士業の発展に繋がる、
という考え方があるとのことでした。
それでも近接士業では社労士は多い方で、
税理士が75,520人と圧倒的ですが、
あとは行政書士が44,740人、弁護士は36,395人です。
(平成27年9月時点)
という話からすると、既存開業者の利益を守るために
合格者を減らした、という風にはボクは思えません。
いくらなんでもそんな狭い視点で物事見ないだろう、と。
だったらどこの意向かというと、一つですね。
そこがどのように考えたか、
というのまではちょっとわかりませんが。
各種法改正が影響しているとは思いますが、
やはりよくは思っていないのかもしれませんねー。
社会保険労務士の業務が中小企業のコンプライアンス(略)
社労士総研が行っていた、社会保険労務士向けの調査。
「社会保険労務士の業務が中小企業のコンプライアンス・
業績・産業保健に及ぼす効果に関する調査研究」の結果が、
連合会の社会保険労務士専用サイトにアップされています。
ここに貼り付けてもいいんですが、
社労士専用サイトにパスワード付で置かれているので
ここは一つ自粛したいと思います笑
内容は結構おもしろかったです。
開業歴、多い年代や売上分布などが統計化されて、
あー、やっぱそうなんだ、という感じです。
ちなみに調査にはボクも協力しましたよ。
まだご覧になっていない方はぜひ見てみてくださいませー。