2014/06/16

大切な言葉は大切な時に言うよ。

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↓という歌詞がありました。Kiroroです。

今、世の中って本当に便利ですよね。

なんでもインターネットで検索すれば出てきます。
辞書、辞典は代えが効きますし、
本当になーんでも知ることができます。

また、おもしろいものも多いですよね。

こないだ自分の足元、地球の裏側がどこか、
というアプリを見つけました。

はっきり言って、まったく知らなくてもいい情報ですが笑、
なんか夢があっていいですよね。
まあダウンロードはしなかったんですが笑

知識に価値がなくなった

ネットが十二分に普及して、今は情報が氾濫していますね。
正しいものもあればウソ800もあります。
本当っぽいウソもありますね。

それでももう情報が膨大で集めるのすら面倒なので、
誰かがまとめてくれたものを読んじゃう始末です。

まとめサイトなんてその極みで、
なんとなくそれっぽいところを引っこ抜いてくるので、
それで済んだ気になっちゃいますよね。

別にこれ自体は悪いことではありませんし、
サラっと知りたいときには大変便利です。
でもあくまでサラッとだということを知っているべきですね。

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↑これ?これはマンボウです。

士業に置き換えた場合

たとえば当事務所にご依頼いただく、という方には
年金の手続きをこうやって進めます、ということで
手順書のようなものをお一人ずつ作成しています。

どこでどの書類を取得するか書いてありますので、
それがあれば一見、手続きができそうです。

その結果「それ見てやってみよう」という方がいて、
音信不通になってしまう方もいます。

こちらとしては約束していた
ご契約書や委任状などが返送されてこないので、
手続きを進められないんですね。

それでお電話しますがお出になられない。
「あれ?」という感じです。

そしてしばらく経った頃、電話があります。

「自分でやってみようと思ったんですが、
 無理でしたので、お願いしたいと思います」

ボクは深く考えずに「わかりました!」って言っちゃうんですが、
スタッフに言わせると、それってなんだかひどくない?
という事みたいです笑

まあ、そう言われればそうなのかなー。

本当に大切なことは書いてない

でもボクら、士業の仕事というのは、
本当に大事なことは文章にはできないので。

知識だけあれば誰にでもできるのなら、
ネットで十分でしょうし、ウチの手順書で大丈夫でしょう。
障害認定基準の通りならば誰もこんなに憤りません。
行間になんか知らないものが詰まっているから怒るわけで笑

手間をかければできる職種というのは確かに苦しいでしょうね。
お金を惜しんで手間は惜しまない、という方は多いので。

手順書も結局、立案した時点の情報でしかないので、
集めていくうちに全然違う請求になるのもしょっちゅうです。
現にそういう方はこうして再度ご連絡いただくわけで。

それをわかっていただいて、やはりご依頼ということになるなら、
ボクはそれはそれでいい気もしますけども。
(そういう請求は既にこじれてしまっているわけですが)

障害年金で言えば、前にも書いてますけど、
たとえば「障害手当金」の本当の意味が
どれだけのサイトに書いてあるか、ということです。

「障害手当金」で検索すればすぐ手に入る情報ですが、
障害手当金とは「3級に該当しない程度の障害の場合に
支給される一時金です」的なことが出てきます。

しかし障害手当金は単に3級の下にある一時金ではありません。
厳密に言えば障害手当金自体はそうなんですが、
重要なのは一時金がどうこうではなくて、、、的な、
こういったささいなことも実際は書いていないわけです。

障害手当金が欲しいというお電話もありますが、
ネットで見たけど請求の方法は書いてないわけです。
でも年金事務所に行くのは面倒だ、と。

(当たり前ですが、書いてあるサイトもあります。
 あくまでこれは一例ですので)

ボクら士業というのは、ある種、情報を扱うプロフェッショナルです。
単に知識を切り売りして稼ぐ時代は終わったんでしょう。

それをしっかり意識して仕事をしないといけないですね。

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