2021/03/31

知的障がいの永久認定と肘の人工骨頭。

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↓大変なときですが。

最近の認定。

先日、ひさしぶりに障害基礎年金の知的障害で永久認定の決定がありました。

基本的に、障害年金は有期年金と言われ、期間を定めて支給されます。

期日が近くなると、自宅に障害状態確認届が送付され、
その提出を行って、改めて障害状態が認められれば支給が継続します。
いわゆる「更新」と呼ばれる流れです。

知的障害の方については、そもそもかかりつけ医がないことも多く、
診断書をどこで書いてもらえばいいかわからない、ということがあります。
これは良くも悪くも、障害の固定性が高いから起こることです。

そのため、更新がないことは非常に大きなメリットなのですが、
最近では有期で認定されることがほとんどになっています。
この支給期間は、1年から5年の間で等級認定時に認定医が決めています。

今回の診断書作成医療機関は何回も書いてもらったことのあるところ、
障害の程度も、特段、他の方と変わらない、
病歴についても支援学校卒(何名もやっている)、ということで・・・

大変喜ばしいことだったのですが、はっきり言って、
今回、永久認定になった理由は全くわかりません。。。

人工骨頭を入れても3級にならないケース

基本的に障害認定基準には以下のように書いてあります。

「一上肢の3大関節中1関節以上に人工骨頭又は人工関節をそう入置換したものや両上肢の3大関節中1関節以上にそれぞれ人工骨頭又は人工関節をそう入置換したものは3級と認定する。」

ところが、肘関節に人工骨頭を入れた場合で、
3級にならないケースがウチで2件、他の社労士さんで1件ありました。

私は2件とも再審査請求までやりましたが2件とも棄却でした。
保険者は「橈骨頭への人工骨頭置換は、3大関節中1関節以上にそれぞれ人工骨頭又は人工関節をそう入置換したものに含まれない」と主張しました。

この解釈がどの程度、医学的に妥当なのかは正直わかりません。
ただ一つ言えることは、このようなことは
障害認定基準には一切書いていないということです。

・・・というのが1、2年前の話なのですが、
いつの間にか以下のようなパンフレットが作成されていました。

肘関節の人工骨頭

障害認定基準にも書いていないことについて、
このような既成事実化ははたしてありなのだろうか、と思います。

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カテゴリー: 障害年金。

2021/01/26

新しい施設を開所します。

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さて、2021年もあっという間に1か月が過ぎてしまうわけですが・・・
先日、チラッと雑誌に載りました。名刺の特集です。
月刊プロパートナーさんです。

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私の名刺には点字を入れていまして、
就労継続支援B型事業所てんとうむし上尾で入れています。

「点字が入ってるんですね!」と話のタネになったり、
印象に残る効果があると思っていましたが、
今回こういうお話をいただいたので、効果があるという立証になりました。

既存の名刺に入れられますので、ぜひご興味ある方は入れてみませんか。
発注いただきますと、経費を引いて全額が通所者の工賃になります。

新しく施設を開設します

さて、このたび、上尾市内に合同会社こちの2軒目となる
障害福祉サービス事業所を開設することとなりました!

「就労移行支援事業所 てんとうむし上尾駅前」です。
県の指定年月日は令和3年2月1日です。

今の「てんとうむし上尾」は、就労継続支援B型事業所として、
今後も継続して運営していきます。

今まで同様、就労移行支援に通っていただく方で、ご希望の方は、
私たちと障害年金請求を一緒に考えて進めていくことができます。
このとき、診断書代などを除いて、特に費用は掛かりません。

一人ではできないし、社労士に依頼する費用もない、という方は、
通所しながら一緒にやりましょう。行政手続を行うのも訓練になります。

お近くの方はぜひ考えてみてくださいね。
お問い合わせはコチラからどうぞ。

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カテゴリー: 就労支援。, 障害年金。

2020/11/24

公開審理と上尾でのセミナー。

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コロナ渦で、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

コロナウイルスがあっても公開審理は待ってくれませんので、
先月、今月と厚生労働省に行ってきました。

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少しピリついているのかな、と思っていましたが、
特段、変化はありませんでした。検温とかもないし。

公開審理が行われる審理室の横には待合室があります。

受付後、再審査請求人と代理人はここで待つことになるのですが、
大体、知っている顔(社労士)がいます。
先日行った時も、福岡、埼玉の社労士さんがいました。
といっても他の方もいますので、軽く会釈や挨拶程度を交わすくらいです。

最近だと勉強会もオンラインで参加するようにしています。

ボクは今でも障害年金の勉強会に行ってますが、
メンバーが少人数、実戦経験が豊富な人
(社労士向けの講師をしてお金を取れる人)ばかりなので、
実際は勉強というより研究に近いです。

困難な事例を持ち合って、どんな請求をするか、
どんな主張の可能性があるかを検討しています。

オンライン参加の利点もあって、ボクは事務所で参加しているので、
過去にこんな請求があったなあと思うと、すぐに資料を見返せる、
ということに気付きました。

あと、10月末にてんとうむし上尾でセミナーをしました。

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9月は当社の社労士鈴木が行って障害年金の話をしています。

いろいろ考えた結果、今回のテーマは「求人票を読む」にしました。
ちょっと堅い話が多くなってしまって
(昼過ぎということもあり眠気を誘ってしまい)反省しています。

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カテゴリー: 就労支援。, 障害年金。