2017/02/17

冬の夜の会話。

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ある人は言う。

障害年金に携わる社会保険労務士は、
倫理観が高くなければならない。

その通りだと思う。
医師に面談して無理を言うなんて、
とんでもないらしい。

ある人は言う。

障害年金を諦めてはいけない。
無理だと思っていても、ボクらが諦めたら
誰が障害年金を届けるのか。

その通りだと思う。
いくつもの審査請求、再審査請求をしてきた。
現に今でも難しいものをいくつもやっている。

ある人は言う。

障害年金を受給できないときには、
それを伝えるのも社会保険労務士の仕事じゃないか。

その通りだと思う。
無理なものは受任すべきではないし、
それによって新しい道を探すことができる。

どれも正しいし、そしてどれも不完全なのだと思う。

開業して間もなく丸七年になる。
まだまだ人間ができておらず、
たくさんの人とぶつかり、悩み、やってきた。

その中で、少しずつ考えも変化してきたように思える。

でももし一つだけ、この仕事を選んだ意味を上げるなら、
一人でも多くの人に障害年金を届けたい。
それを通じて、その人の怒りや悲しみが晴れるなら。

これが自分にとって一番大切にしたいことだろうと思う。

ここ一年ほどずっとモヤモヤしていたことが、
この間書いた記事を通じて少し整理できてきた。

いろんなものをぶった斬ってきた頃に、少し戻ろうか。

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カテゴリー: そこはかとない話