2016/01/02

あけましておめでとうございます。

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↓障害年金がんばります!

あけましておめでとうございます。
あっという間に明けてしまいました。

ボクは年末休暇最初の日、家の大掃除中に腰を痛めまして、
初詣もやめて家でおとなしく年明けを迎えております。
中腰の体勢になったときに、左腰がピキっとなり・・・
そのまま現在に至ります。痛いです。

今年の予定。

さて、今年の予定ですが、たぶん1月中になるのかな、
「障害年金相談標準ハンドブック(日本法令)」の姉妹編として、
社会保険審査会の裁決集が出版されます。

全国の社会保険労務士の方から事例をご提供いただき、
それが書籍化されたものです。
ボクは恐れ多くも編集委員を務めさせていただきました。

もちろんボクの事例も掲載されていますし、
障害ねんきんナビのパートナー社労士の方にも、
何人もご参加いただいております。

この本の画期的なところは、収録されたものが
社会保険審査会裁決だけにとどまらず、
ボクらが書いた審査請求趣旨、それに対する保険者意見、
審査官の決定書、再審査請求趣旨、再審査請求の保険者意見、
そして社会保険審査会裁決が収録されていることです。

*ページ数の都合から掲載されていない事例もあります。
また処分変更で容認された事例も掲載されています。

しかも検査数値や具体的な就労年数などは、個人情報に配慮し、
ご請求者の方にもゲラをお送りしてご了承いただいた上で、
できる限り残して掲載しています。

こんな本は、今までに存在しません!
これ以上ないほど実戦的です。

ただ極端な話をしてしまうと、ボクらの書く「趣旨及び理由」は
ボクらの商売道具そのものですから、これらを余すことなく
他の社労士さんに公開してしまうことになります。

まあでもそれはそれで皆がもしスキルアップしてもらえれば、
別にいいのかな、と思っています。

障害年金なんて社労士の力がなくても受給できれば、
本来それが一番良いはずです。
いつかベーシックインカムとか導入されて、
それで仕事がなくなったら、またなんか探せばいいかな、と。

また、坂田は「だせー趣旨及び理由書くな」と思われたら、
まあそれはそれでいいんじゃないでしょうか笑

理論と実践という意味では、「実践」をイメージできる
そんな本になっていることは確かだと思います。
ボクが未経験または勉強中だったら「買い」です。
そんな本になってますので、お楽しみに。

*一般の方向けの本ではないです、まったく。

あとはそれとは別に記事を書かないといけないのと、
セミナーのお話もぼちぼちありますね・・・。
セミナーの方はちょっと迷っているところもあるんですが、
具体的になったらまた考えたいと思います。

嬉しかったこと。

本来、年末に書ければ良かったような内容です。

名古屋に支社を出し、いろんな方に聞かれます。
「なんで名古屋なの?」と。

大阪だと遠いし、横浜だと近すぎるし、という
地理的なものも確かにあります。
ただ、それ以上に「一緒にやりたい」と思った人が、
名古屋でやる予定だった、というのが一番大きいです。

それはもちろん社員の鈴木のことです。
*社労士法人の「社員」とは「取締役」に相当します。
 登記上で「社員」という呼称になりますが、
 通常の「従業員」とは異なる立場です。

神戸から「障害年金で開業したい!」と言って、
ウチに話を聞きに来た鈴木は、初対面のボクに
「ウチでやれば」と言われ、その翌日に「やります」と言いました。

「よく初対面で怖くなかったね」とも言われますが、
その翌日に、やるといった彼女もスゴいと思います笑
その辺の感覚がボクと結構似ています。

鈴木は社労士事務所経験者でしたが、障害年金は初めてでした。

しかし、ウチは元々未経験者しか採用してきておらず、
それでも皆、成長して障害年金のことをよく理解しています。
ですのでその点は全く問題にはなりませんでした。

実際に外部の研修に行かせ、大宮で研修し、
ボクが名古屋に行って面談するのを見せて、教えていきました。

それよりも重視したのは、事務所にマッチするか。
それは今の社員とのバランスや、事務所の方向性に合致するか、
そしてボクが持っていないものを持っているか、ということです。

たとえば最後に入社したのは鹿毛なのですが、
鹿毛のときは10人以上面接して、全部お断りしてしまいました。
中には、社労士事務所経験者、有資格者、事務組合経験者もいました。
でも上記を満たすか、と言われると、なんか違うと。

そしてもうこれでダメなら採用自体諦めよう、という最後の最後で、

「あ!来た!最後に来た!」と笑
それが鹿毛です。もう即採用しました笑

今回はたまたまそれが一回目に来ただけなので、
彼女が担うだろう役回りも含めて、一緒にやろうと思えたので、
それで全然ボクとしては問題がありませんでした。

それでですね、本題はこっからでして(前振りが長い?)
年末に心が動かされることがあったんです。

ウチは名古屋に出して初月から受任できているんですが、
まだ売上とはなっていません。
それは障害年金の手続きから結果判明までは、
かなり時間がかかってしまうからです。

これは特に新規開業者にはネックだと思うんですね。
しかも最初の受任が審査請求だったんですよ!
無事に審査官で処分取消させましたが・・・!笑

そんなわけで実際に年金が入金されるまでは、
いわゆる経費の「持ち出し」ということになります。
ランニング(家賃、人件費等)はもちろん、
開設自体にもそれなりに初期費用が掛かっているわけです。

もちろんその辺りを計算して出店しているわけですが、
それを鈴木は気にして、ボクに言ったんですね。

「坂田さん、もし資金的に厳しかったら言ってください。
 私、隠し貯金がありますから」

・・・一体、誰に対して隠しているのか
という疑問がありますが、それは不問としたいと思います笑

それを聞いて、ボクはすごく心が動かされたんですね。
ウチの事務所を、自分の事業だと思ってくれている人がいる、と。

会社にお金を出す意識というのは、従業員にはありませんから。
これは立場の違いですから、当然のことです。

つまり何かあれば経営者である自分が出すしかないわけで、
個人事業も零細企業も同じなわけです。
たとえばボクは事業資金で何個も連帯保証しています。
つまり事務所とボクは一蓮托生なんです。

事業ってそういうものなのに、
会社が厳しいときに「自分が出す」と言ってくれる。

もちろん経営が厳しいときに資金を出すわけなんで、
そのまま潰れちゃうかもしれないのです。
(いや、ウチはそこまで厳しくはないんですが・笑)

でもその状況でお金を出すって、普通じゃないでしょう?
それでボクは鈴木にどれだけ信頼してもらっているのか、
この会社を思ってくれているのか、
そして彼女はまぎれもなく、経営者なのだ、と実感したんです。

ボクが始めたミニマムな個人事業は、ついに、
ボクだけのものでは名実ともになくなったんだ、と。

どうすか?いい話じゃないすか?
ちなみにお金は出してもらってないですよ笑

そしてウチの事務所のスタッフ紹介を見て、
どれがボクの妻なのかとか、そういう話もあるみたいですが、
残念ながら全員スタッフです笑

まあ妻や子や無料素材の人を、
いかにもスタッフっぽく載せる人もいますからね。

そんな感じでステラコンサルティングは新年を迎えました。
今年がすごーく楽しみです!

ますます障害年金頑張りますので、今年もよろしくお願いします。

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カテゴリー: そこはかとない話